友の期待、ちっぽけなプライド、過信は驕りを招く。
毒を持った美しさは、水辺に咲く水仙のごとく。
あたりを包むのは、抗いきれぬ魅惑の香り。
幼い影が、階段を上る。一歩、また一歩。
「アイドルマスターシンデレラガールズ」。
ついに、我らの時がきた。
*
日付が変わって副業から帰ってきて、もうすごい眠いんだけれども、アイマスPの末席に身を置くものとしては、感想をだしとかないといけないかと思った。
いやー、もりあがってますなwwww
君ら真剣に議論しすぎだろwwwwww
これもまた制作者の思惑どおりかもしれないな、とちょっと思うのです。
*
途中まで、すごい淡々と描かれているな、と感じていました。で、ある時点でめっさフラグたてまくりで、3話の成功があるからには、ここはそのリフレインはないだろうと、つまり、決定打はわからないにしても、確実に失敗はするんだろう、と予感させる演出だったように思います。
で、失敗を描くのに、客がまばらなことをテーマにしているのですが、ここってもうラブライブの3話を思い出すところなんですよね。ただ、アーニャと美波のユニット名もそれを想起させるものである時点で、そこも狙いどおりなんじゃないのかなと思えてくるのです。
いやまあ、監督が監督だけになあ。なんとなく作ってたらこうなっちゃいました、みたいな作り方はまずしないだろうと思うんですよね。
脚本は、アニマスの7話(やよい回)だったり、20話だったりの方のようで、20話といったら千早の約束の回ですから、ここもなんの気なしに本を書いたとは思えない。アニマス20話の演出はデレマスの監督さんで、もうほんとにこだわって作った逸話が残っていますから、脚本家の耳に入っていないはずもなく、すべて計算づくなんだろうと思わされるんです。
演出などは、アニマスの7話や23話(プロデューサーが奈落に落ちる話)を手掛けた舛成さんと関係の深い方で、ご本人もキラメキラリの振り付けを完全に覚えてるといったエピソードが残る、がちがちのアイマス畑の方。
この面子で制作して、これまでの回でさほど人間関係が動かなかったものを描写しておいて、今回のように物語を思いっきり動かすにあたって、意図なくしてるはずもなく。
端的に言って、めちゃくちゃアイマスくさいと感じたんです。でも、デレマスの視聴者からは結構拒否反応が出たという。先祖返りというのかなあ。
アニマスで6話といえば、プロデューサーが初めて明確に失敗をした回でもあるんですよね。ただ、アイドルたちの頑張りによってそれはフォローされ、円満にその話の中で解決した。これって、とても見てて気持ちがいい部分ではあるんですが、その実、アニマス自体が変化球で始まったことを考えると、今回のような話の引きというものは、ある意味王道ではあるんですよね。挫折を含んだトラブルを発生させ、後のカタルシスを大きくするために話をいったん区切ってしまう。
アニマスでは、先に挙げた23話がそれだったように思います。23話は見ててつらかった・・・w でも、作品としてかなりよくできているために、単純に稚拙なものと切り捨てることもできない。本気で見てるこちらがつらい、と思うような描写を演出して見せてくれたわけで。
今回もその傾向があると思います。みんなで頑張って練習して、成功間違いなしの幸せな結末を予想してみたいのに、あの夕暮れの、卯月の笑顔の呼ぶ予感たるや。未央とプロデューサーの、こまやかだけど、確実な気持ちのかい離の描き方といったら。本当に望んで待っていたはずの、ラブライカのステージで、客席が映らない瞬間。予感が確信に変わります。
場所もなあ。サンシャイン広場といったら、アニマスの新曲発表や、モバマスの新曲発表で、本当に通行をさまたげるほどの盛況だったわけじゃないですか。未央が、この話の中では増上慢から生まれていたのだとしても、「お客さん集まったら通行の邪魔じゃないの?」と素朴な疑問を投げかけるなか、こちらもついうっかりそれに同意してたんですよね。
また閑散としたファンの生々しいこと!w
正直、ラブライカとニュージェネレーションのステージを交差させて描くやり方は、アニマス劇場版で成功した演出だったとはいえ、今回はわかりにくかったように思います。わかるけど、スタッフのセリフでかろうじて混乱しない、というくらいでしたね。
ただ、曲を見せることと、それぞれの表情を描きたいという意図からすれば、これは仕方なかったのかな。見えているものが同じ光景で、ラブライカとニュージェネレーションのとらえ方が異なるという対比は伝わったように思います。それゆえに残酷というか、容赦ないな、とは思うのですがw
ここまで明確な失敗を見せなかったプロデューサーが、今回はほんとさんざんでしたね。「プロデューサーは何も悪くないじゃん」という意見も見られましたが、そうだったとしても、アイドルのテンションを下げるようなまねをしてるようでは、後のプロデュースに響いてくるのは「当然の結果」なわけでして。
このへん、すごく昔のアイマスくさいんだよなーw
あの凛ちゃんの最後の蔑む目つきといったら! いえ、わたし変態なんかじゃ。
凛ちゃんって、これまで結構「やれやれだぜ」という顔はしていても、はっきりと怒りを見せることはなかったですよね。つーか、本気でアイドルに激怒されて睨まれるアイドルアニメってどうなのよ、って言われたら笑ってごまかすしかないですがw
凛ちゃんが怒ったのは、未央が明らかに傷ついているにもかかわらず、プロデューサーがなすすべなく立ち尽くしていたことへの不満からでしょうか。「引き止めないのかよ! 肝心な時に役立たないな、このグズ!」ってな感じでしょうか。うむ、これはひどい。
でも、前回までの描写で、アイドルたちが思いのほか幼いことは描かれていたわけで、我々はプロデューサーよりも年齢が上の立場で見るので、若いプロデューサーへ同情の念を禁じえない部分もあるわけですが、凛ちゃんたちからすれば、「頼りがいのある大人」であってほしい存在なわけですよね。今回、未央の「アイドルやめる」発言が、それが感情的な暴言だったとしても、プロデューサーのトラウマをえぐるような何かに触れたことは想像に難くありません。しかし、その部分は伝わっていない。凛ちゃんからすれば、仲間がへこんでいるのに、それを正論で切り捨てようとし、拒絶されたことに戸惑って立ち尽くす大人にしか見えないのだろうと思うのです。
しかしまあ、えぐい演出だったなあと。失敗を見せるだけなら、あそこまでやらなくてもいいわけですよね。卯月の失敗フラグもたっていたし、実際に失敗も見せていたわけで、それを慰めるようなぬるい展開でもよかったんだろうと。
それをあえて、こうして未央を嫌われ役に仕立て、えぐいアイドルとの確執を見せたからには、相当ハードル高い状態で次の話を待たなければならないと。プロデューサーが目を見開いたシーンで、エンディングも歌なしのバッドエンド風味になるに至っては、ひどすぎて変な苦笑いがでちゃいましたねw どうすんだ、これw
いやだってさ、解決法はいくつも思いつくけど、未央の失望感って、現実に直面して、って話でしょう。すると、立ち直ってもまたつらい現実は逃げていかないわけなんですよ。プロデューサーがこのライブを作るためにしてくれた腐心を知ったとしても、Fランクのドサ回りがなくなるわけじゃない。オーディションに補欠で合格して、仲間うちのなかでもCDデビューが先んじて決まって、そこまで幸運に恵まれているにもかかわらず、乗り越えなければいけない障害が多すぎる。未央はきっと、恵まれた子だったんでしょう。勉強もスポーツもできて、スクールカーストの上位にいる。私が少し頑張っちゃったら、そこそこいい結果出せちゃうんじゃないの? みたいな。それを「夢」とか「希望」と呼ぶならば、それをなくせ、というのは余りにも酷でしょうと。
このあたり、前回のみくにゃんのエピソードが出ていたことがカギになりそうですよね。彼女もポテンシャルは高い。見た目もかわいいし、多分学校では人気者なのでしょう。その彼女が、自分の限界を知って、キャラを作って対抗しようとしていると。
つか、あちこちで今回の視聴にあたって悲鳴が聞こえるなか、みくにゃんに助けを求める声がおかしくってですなw
あんたらいつの間にそんなみくにゃん大好きになったんだよと。ほかには、765勢の春香さんに助けを求める声もありましたな。春香さんはピンチを救った実績がいくつもあるからなーwww 来週、未央が春香さんに出会って、「あの有名な天海春香さん!?」になったら思いっきり笑ってしまうんだけどw
あまり未央をかばうのも、それはそれで営業妨害だな、と思う気もしなくもなくて。
そういったネガティブを乗り越えて、楽しい場面を見せてくれればそれでいいです。ていうか、ここで引退することはないでしょ? ない・・・よね?
現実世界で、モバマスのライブなんかも行われてて、それぞれのキャラクターの「成功した姿」みたいなものは約束されているわけで、そんなに心配してはいません。(そもそも善澤さんにインタビューしてもらってる時点で成功が約束されてるようなもんだ)
だってさ、今回のこれなんて、将来でかいステージで未央が「ミツボシ☆☆★」歌う伏線にしか思えないじゃないですか。
遠くから聞こえる、ファンの応援の声。未央は何気なく、当たりのよい言葉として、すべてのファンに声を届けると言ったのかもしれない。でも、多分その日はやってくる。視界いっぱいに広がる、オレンジの閃光。その歌は、元は彼女のSレア化が遅れたことを象徴していたのかもしれない。歌詞はこう記しています。
日付が変わって副業から帰ってきて、もうすごい眠いんだけれども、アイマスPの末席に身を置くものとしては、感想をだしとかないといけないかと思った。
いやー、もりあがってますなwwww
君ら真剣に議論しすぎだろwwwwww
これもまた制作者の思惑どおりかもしれないな、とちょっと思うのです。
*
途中まで、すごい淡々と描かれているな、と感じていました。で、ある時点でめっさフラグたてまくりで、3話の成功があるからには、ここはそのリフレインはないだろうと、つまり、決定打はわからないにしても、確実に失敗はするんだろう、と予感させる演出だったように思います。
で、失敗を描くのに、客がまばらなことをテーマにしているのですが、ここってもうラブライブの3話を思い出すところなんですよね。ただ、アーニャと美波のユニット名もそれを想起させるものである時点で、そこも狙いどおりなんじゃないのかなと思えてくるのです。
いやまあ、監督が監督だけになあ。なんとなく作ってたらこうなっちゃいました、みたいな作り方はまずしないだろうと思うんですよね。
脚本は、アニマスの7話(やよい回)だったり、20話だったりの方のようで、20話といったら千早の約束の回ですから、ここもなんの気なしに本を書いたとは思えない。アニマス20話の演出はデレマスの監督さんで、もうほんとにこだわって作った逸話が残っていますから、脚本家の耳に入っていないはずもなく、すべて計算づくなんだろうと思わされるんです。
演出などは、アニマスの7話や23話(プロデューサーが奈落に落ちる話)を手掛けた舛成さんと関係の深い方で、ご本人もキラメキラリの振り付けを完全に覚えてるといったエピソードが残る、がちがちのアイマス畑の方。
この面子で制作して、これまでの回でさほど人間関係が動かなかったものを描写しておいて、今回のように物語を思いっきり動かすにあたって、意図なくしてるはずもなく。
端的に言って、めちゃくちゃアイマスくさいと感じたんです。でも、デレマスの視聴者からは結構拒否反応が出たという。先祖返りというのかなあ。
アニマスで6話といえば、プロデューサーが初めて明確に失敗をした回でもあるんですよね。ただ、アイドルたちの頑張りによってそれはフォローされ、円満にその話の中で解決した。これって、とても見てて気持ちがいい部分ではあるんですが、その実、アニマス自体が変化球で始まったことを考えると、今回のような話の引きというものは、ある意味王道ではあるんですよね。挫折を含んだトラブルを発生させ、後のカタルシスを大きくするために話をいったん区切ってしまう。
アニマスでは、先に挙げた23話がそれだったように思います。23話は見ててつらかった・・・w でも、作品としてかなりよくできているために、単純に稚拙なものと切り捨てることもできない。本気で見てるこちらがつらい、と思うような描写を演出して見せてくれたわけで。
今回もその傾向があると思います。みんなで頑張って練習して、成功間違いなしの幸せな結末を予想してみたいのに、あの夕暮れの、卯月の笑顔の呼ぶ予感たるや。未央とプロデューサーの、こまやかだけど、確実な気持ちのかい離の描き方といったら。本当に望んで待っていたはずの、ラブライカのステージで、客席が映らない瞬間。予感が確信に変わります。
場所もなあ。サンシャイン広場といったら、アニマスの新曲発表や、モバマスの新曲発表で、本当に通行をさまたげるほどの盛況だったわけじゃないですか。未央が、この話の中では増上慢から生まれていたのだとしても、「お客さん集まったら通行の邪魔じゃないの?」と素朴な疑問を投げかけるなか、こちらもついうっかりそれに同意してたんですよね。
また閑散としたファンの生々しいこと!w
正直、ラブライカとニュージェネレーションのステージを交差させて描くやり方は、アニマス劇場版で成功した演出だったとはいえ、今回はわかりにくかったように思います。わかるけど、スタッフのセリフでかろうじて混乱しない、というくらいでしたね。
ただ、曲を見せることと、それぞれの表情を描きたいという意図からすれば、これは仕方なかったのかな。見えているものが同じ光景で、ラブライカとニュージェネレーションのとらえ方が異なるという対比は伝わったように思います。それゆえに残酷というか、容赦ないな、とは思うのですがw
ここまで明確な失敗を見せなかったプロデューサーが、今回はほんとさんざんでしたね。「プロデューサーは何も悪くないじゃん」という意見も見られましたが、そうだったとしても、アイドルのテンションを下げるようなまねをしてるようでは、後のプロデュースに響いてくるのは「当然の結果」なわけでして。
このへん、すごく昔のアイマスくさいんだよなーw
あの凛ちゃんの最後の蔑む目つきといったら! いえ、わたし変態なんかじゃ。
凛ちゃんって、これまで結構「やれやれだぜ」という顔はしていても、はっきりと怒りを見せることはなかったですよね。つーか、本気でアイドルに激怒されて睨まれるアイドルアニメってどうなのよ、って言われたら笑ってごまかすしかないですがw
凛ちゃんが怒ったのは、未央が明らかに傷ついているにもかかわらず、プロデューサーがなすすべなく立ち尽くしていたことへの不満からでしょうか。「引き止めないのかよ! 肝心な時に役立たないな、このグズ!」ってな感じでしょうか。うむ、これはひどい。
でも、前回までの描写で、アイドルたちが思いのほか幼いことは描かれていたわけで、我々はプロデューサーよりも年齢が上の立場で見るので、若いプロデューサーへ同情の念を禁じえない部分もあるわけですが、凛ちゃんたちからすれば、「頼りがいのある大人」であってほしい存在なわけですよね。今回、未央の「アイドルやめる」発言が、それが感情的な暴言だったとしても、プロデューサーのトラウマをえぐるような何かに触れたことは想像に難くありません。しかし、その部分は伝わっていない。凛ちゃんからすれば、仲間がへこんでいるのに、それを正論で切り捨てようとし、拒絶されたことに戸惑って立ち尽くす大人にしか見えないのだろうと思うのです。
しかしまあ、えぐい演出だったなあと。失敗を見せるだけなら、あそこまでやらなくてもいいわけですよね。卯月の失敗フラグもたっていたし、実際に失敗も見せていたわけで、それを慰めるようなぬるい展開でもよかったんだろうと。
それをあえて、こうして未央を嫌われ役に仕立て、えぐいアイドルとの確執を見せたからには、相当ハードル高い状態で次の話を待たなければならないと。プロデューサーが目を見開いたシーンで、エンディングも歌なしのバッドエンド風味になるに至っては、ひどすぎて変な苦笑いがでちゃいましたねw どうすんだ、これw
いやだってさ、解決法はいくつも思いつくけど、未央の失望感って、現実に直面して、って話でしょう。すると、立ち直ってもまたつらい現実は逃げていかないわけなんですよ。プロデューサーがこのライブを作るためにしてくれた腐心を知ったとしても、Fランクのドサ回りがなくなるわけじゃない。オーディションに補欠で合格して、仲間うちのなかでもCDデビューが先んじて決まって、そこまで幸運に恵まれているにもかかわらず、乗り越えなければいけない障害が多すぎる。未央はきっと、恵まれた子だったんでしょう。勉強もスポーツもできて、スクールカーストの上位にいる。私が少し頑張っちゃったら、そこそこいい結果出せちゃうんじゃないの? みたいな。それを「夢」とか「希望」と呼ぶならば、それをなくせ、というのは余りにも酷でしょうと。
このあたり、前回のみくにゃんのエピソードが出ていたことがカギになりそうですよね。彼女もポテンシャルは高い。見た目もかわいいし、多分学校では人気者なのでしょう。その彼女が、自分の限界を知って、キャラを作って対抗しようとしていると。
つか、あちこちで今回の視聴にあたって悲鳴が聞こえるなか、みくにゃんに助けを求める声がおかしくってですなw
あんたらいつの間にそんなみくにゃん大好きになったんだよと。ほかには、765勢の春香さんに助けを求める声もありましたな。春香さんはピンチを救った実績がいくつもあるからなーwww 来週、未央が春香さんに出会って、「あの有名な天海春香さん!?」になったら思いっきり笑ってしまうんだけどw
あまり未央をかばうのも、それはそれで営業妨害だな、と思う気もしなくもなくて。
そういったネガティブを乗り越えて、楽しい場面を見せてくれればそれでいいです。ていうか、ここで引退することはないでしょ? ない・・・よね?
現実世界で、モバマスのライブなんかも行われてて、それぞれのキャラクターの「成功した姿」みたいなものは約束されているわけで、そんなに心配してはいません。(そもそも善澤さんにインタビューしてもらってる時点で成功が約束されてるようなもんだ)
だってさ、今回のこれなんて、将来でかいステージで未央が「ミツボシ☆☆★」歌う伏線にしか思えないじゃないですか。
遠くから聞こえる、ファンの応援の声。未央は何気なく、当たりのよい言葉として、すべてのファンに声を届けると言ったのかもしれない。でも、多分その日はやってくる。視界いっぱいに広がる、オレンジの閃光。その歌は、元は彼女のSレア化が遅れたことを象徴していたのかもしれない。歌詞はこう記しています。
ミツボシ☆☆★ やっと出会えた鳴り響く歓声
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